闘病記

闘病記って読むのは辛いんです。
生還した闘病記はまだいいんですが、
通常、闘病記って生還する確立がかなり低い。
そうすると、今読んでるこの本の中で
こうやって語っているこの人は、もうこの世に
いないわけで、かなり切なくなります。
ましてや、若くして死んだり、幼子を残して死んだ
闘病記なんかは、もう、涙なくして読めません。

闘病記には2種類あって、闘病している本人が書いたものと
その家族が書いたものとがある。
どちらも、読むと良いと思う。

闘病記の草分け的な存在は、私が思うに
「千葉敦子」さんだと思う。日本でまだ
ガンの告知はしてはいけないという時代に
アメリカでガンの告知を受け、ガンとどう戦うか
を模索した人です。
日本人のガンに対する間違った認識を大きく変えた
人ではないかと思う。
お勧めは「よく死ぬことは、よく生きることだ」(以下参照)
です。

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かなり前に書かれている本で、多少今の現状と異なる部分も
ありますが、十分、読み応えはあります。
闘病記としても面白いですが、
一人の女性の生き方として、面白いです。