眠い

今日は、先日私が患者役をやった
ケーススタディの発表がありました。
まぁ、みんな試行錯誤でやっていたのだなぁと
いうのがよく分かりました。


看護技術には原則みたいなものがあります。


患側(麻痺があったり、点滴が刺さっている側)と
健側(健康な側)があり、入院している人というのは
点滴が刺さっていたり、足が骨折していたりと
必ずと言っていいほど、患側があります。


たとえば、そういう人の寝衣交換をするときには
以下のようなルールがあります。


「健側から脱がせ、患側から着せる」


ここで、お気づきの人もいると思いますが、
右に麻痺があって、左に点滴があったら、
いったいどっちを先に脱がせ、どっちから
着せるの??って思いますよね。


で、当然、私もとっても不思議に思ったので
聞いてみました。
そういう場合、やはり、看護技術の基本どおり


「より患者にとって安全で、安楽な方を選ぶ」


というのが正解です。
これは、どういうことかというと、
麻痺が動かせないほど重症かどうか、
血管が細くて頻繁に点滴が漏れ、刺し直しをしているかなど、
こういう情報を元に分析して、2者を天秤に掛けます。

麻痺は軽いが、点滴が漏れやすいなら、点滴側が
より患側であるので、
麻痺側から脱がせ、点滴側から着せます。


逆に麻痺が重く、点滴の漏れがあまりないなら
麻痺側が患側いなります。


でも、中には両腕骨折っていうのもあります。
それは、どうすればいいのかというと、
どっちから脱がせても、着せても苦痛は同じに
なるので、患者の好みを聞くそうです。


こうやって整理してみると、
看護技術って結構シンプルで分かりやすい理屈で
成り立っているのだなぁと思います。