今は昔・・・・

アンドロイドも人の子です。


彼にも「幼少の頃」というのが
ありました。


「幼少の頃は家族の愛情に育まれて
 育ちました」


って言いたいけど、



「愛情にもみくちゃにされて
 大きくなりました・・・。」


って感じかも知れません。


育まれるのと、もみくちゃにされるのと
何が違うかというと
前者は


「皇室での愛子様


のような感じで
後者は


ビートたけし



みたいな感じです。
でも、まぁ、とりあえず
育ったから良かったです。



アンドロイドの家族は
みんなキャラが立ってるんで、
1人いるだけで、3人分ぐらい稼ぎます。


ちなみに、アンドロイドは
影が薄いので、
いることに気がつかないことが
あります。
1人いるのに0.3人分ぐらいの
存在感です。



幼少のアンドロイドが、
家族で食卓に付いたときに、


「他にもう2, 3人位居るんじゃないだろうか?」


と錯覚を覚えたのも無理はありません。


でもね・・・・・



普通の人は、そこで、家族の人数と
顔を確認したら、


「あー、やっぱり、うちの家族はこれで全員だ。」


と納得するんですよ。


ね?そうですよね??


でもね、アンドロイドは



「あれ?もう1かい数えよう」、「あれ?おかしい」
 を数回繰り返し、




「うちって・・・・



 これだけしか家族いなかったけ?」



って素で聞くなよ、素で!!


自分の家の家族の人数ぐらい


インプットしようよ、インプット!


数字のボタンひとつ押すだけだから!!


とまぁ、
そんなアンドロイドは、今日も
人の数と名前と顔の一致に
日々苦しんでいます。