分かっちゃうんだよね・・・・

看護師が「この患者さん、回復できないな」って
思いながら看護してること、患者さん、知ってますよね。


ナースに報告してて、思いました。
今まで見られなかった筋の動きがあることを
言っても、


「それ、痙性だから・・・」



の一言で終わり・・・。


でもね、私は、何かが違うと思ったんですよ。
これは、痙性じゃない気がすると・・・。
看護師より知識は少ないけど、
でも、毎日見ている患者だから
何か、微妙に違うものを感じたんですよ。


で、翌日のリハビリで、やはり筋の動きが
ある事が判明。
私は自分の観察が正しかったからうれしかったし
患者の状態がわずかでも回復の傾向をしめしている
のがうれしかったけど、でも、それと同時に
看護師が、頭から駄目って決め付けていることに
がっかりもした・・・。


まぁ、たくさんの患者をみてるから、微妙な変化に
気が付くのは難しいけど、せめて
私のためじゃなくて、患者のために、


「気になるから、私も確認しておきます」


ぐらい言って欲しかった。
つまり、あの病棟の看護師さんの多くは
はなっからあきらめているし、
何かの変化があっても、取るに足らないものって
感覚なんだろうなぁって思った。


多分、学生って諦めが悪いんですよね・・・。
もしかしたらって可能性に掛けて看護するから
諦めが悪くなる。だから、あっさり諦めて
次に行く看護師をいやだなぁって思うんだろうね。


まぁ、そうじゃない看護師もいるわけだから
自分が嫌だと思うなら、自分はそうならないように
極力気をつけようって思うしかないんですけどね・・・。


まぁ、理想と現実なんてこんなもんでしょうけど・・・。


でもね、患者さん、ちゃんと知ってるんですよね。
明らかに諦めて看護している看護師を嫌うんです。
で、学生にだけは、

「あの看護師は嫌い。あの看護師は好き」


って言うんですよ。で、また、それがね、
学生の評判とドンピシャなんですよねー。
そこが一番笑えます。