性教育

小学校高学年の性教育について
どのような事を教えるか?という
課題のグループワークをやっていて、
色々考えさせられました。


性の情報は沢山あるのに、
正しい性の情報が少なかったり、
性が部分でしか捉えられていない教科書だったり・・・。


教科書はひどいですよ。
だってね、中学校の教科書で
射精と、月経の仕組みを
小学校より詳しくやるのはまぁ、
いいんですよ。


問題はね・・・・・・・
「ホゲホゲなんとかかんとか、
 これが射精といいます。」
という文章の後に、いきなり


「約2億から3億もの精子のうち、
ただ一つだけが、卵管で卵子と結合する事を
受精といいます」


ですよ。
これはないんじゃないですか?


月経がある、射精がある、なのに
性交の話がなくて、いきなり卵管で
精子卵子が出会うのは変ですよ、
お役人さん。
こんな教科書だから


「お父さんの入ったお風呂の後に入ると
 妊娠しませんか?」


とかトンチンカンな質問が出てくるんですよ。


精子は大西洋を渡って日本に来るから
 ハーフが生まれるんです」


とか説明しても信じる子が
いそうで怖いですよ。


性交の物理的な仕組みの話も大事だけど、
どうして性交したくなるのか、
性交が男女の関係の中で
どういう意味を持つのか、
そういう事も含めて
教えないと、駄目ジャン!


そんなの教えることじゃないっていう
ご意見もあるでしょうけど、
現状からいくと、教えないと分からないんですよ。
問題は教え方ですけどね。
教えて分かるものじゃないけど、
自分で考えるヒントになる事を
授業で提供していかないと
良い男女関係(夫婦にしても恋人にしても)
は築けないですよ。


あとね、実社会は性犯罪があふれてるんです。
被害者にも加害者にもならないためにも
性教育って大事なんですよ。
なんで、自分の欲望のままレイプしたら
いけないのか、どうして売春したら
いけないのか、そういう事も教えないと
駄目なんですよ。


そういう事が抜け落ちた性教育
結局、なんの意味もないと
今回のグループワークで色々
調べてみて思いました。