防衛機制

防衛機制には種類があるということで、
本日は種類分けです。


まず、未熟な防衛機制と、
高度な防衛機制というものが
あるようです。
未熟な防衛機制というのは
その方法で自分を守ると
周りとの摩擦が生じたりするものです。


ただし、未熟だからそれを使うのが駄目
だというわけではないようです。
大人が頻繁に使うと、周囲との摩擦が生じる
だけであり、状況によってはどんな
立派な大人でも、この未熟な
防衛機制を使うようです。


この未熟な防衛機制の代表が
「否認」「投射(投影)」「取り入れ」などです。


「否認」
これは、自分にとって不都合なことは
受け容れないというものです。
たしかにこれは大人気ないです。
しかし、この行為によって、
時間を稼ぐ事が出来る利点があります。
否認をすることで、現実を受け容れるまでの
猶予期間をもらい、その間に心を整理するという
側面も持つ防衛機制です。


「投射(投影)」
自分で自分の感情や衝動が受け容れられない時、
それは他人が自分に向けている感情だと
解釈してしまうことです。
簡単に言うと、何が不都合な事が起こると
「相手が悪い」というメカニズムが
働くことです。
これが病的な段階になると、
「皆が自分を見張っているから自分は何も出来ない」
などという幻覚などになっていきます。


「取り入れ」
望ましいと思っている他人の性格や態度を
自分に取り込み、他者と自分を合体
させるものです。
いわゆる「○○にあやかる」
などという心働きです。


これは、同じ防衛機制の「同一視」と類似
したもので、「同一視」と「取り入れ」は
通常、同時に働く?そうです。
この二つの区別を先生は明確に話して
くれなかったのですが、「同一視」は
自分の中に色々なものを入れて
学習するものだ、ということでした。


という説明からいくと、「取り入れ」は
無条件に相手を取り込むが「同一視」は
取り込んで吟味するのだろうか??
この辺がよく分からないです。
どなたか、詳しい方がいたら、教えてください。


で、他にも防衛機制は沢山ありまして、
「退行」「自己離反(自己への敵対)」
「置き換え」「反動形成」「分離(孤立化)」
「取り消し」「合理化」「抑圧」「昇華」
となります。


「昇華」が最も高度な防衛機制のようですが、
どの防衛機制もそれぞれ深い意味が
あるので、どれが駄目っていうのは
ないようです。


とりあえず、明日は、「退行」「自己離反」
「置き換え」あたりを簡単にまとめます。