抵抗

精神力動論の中の防衛機制の一種なんですが、
ちょっと意識的に出来てる部分が、防衛機制
とは違うもののようです。


抵抗とは、
「自分の内になる不安の原因をあえて無視しようとすること」
です。
この抵抗は、看護師の側から見ると
「患者が期待している行動を取ってくれない」
「患者の本心が分からない」
と写ります。
このように感じたとき、患者は「抵抗」を働かせている
と考えてみると良いそうです・



抵抗には、10種類あります。


「症状の遮蔽」
これは、「とにかく俺は頭が痛いだけだから」
という具合に軽度の身体的異常に患者が注目して
看護師が何かをたずねても、軽度の体の異常の
訴えしか聞けないものです。
明らかに現在の症状と無関係な訴えをする事で
自分の不安と葛藤を認めることを避けます。


「優位な地位の確保」
これは、新人ナースや看護学生がよく患者から
受ける抵抗だそうです。
患者が看護師の能力を試したり、自分の方が
知識や経験が優位である事を主張して、
面接をコントロールする事です。


この場合、看護師はむきになって患者と
競っては患者の思う壺です。
患者が不安の問題を避けるのを助けるだけに
終わってしまいます。


「感情の沈静」
これは、「こんなに辛いんだよ」
という話の繰り返しで、
話が進まない状態です。
患者は看護師を操作して
哀れみや同情を引き出そうとします。



そうすることで、何そんな事態になったのか?という
問題の核心に迫るのを避けている状態です。


「表面的」
これは、問いかけに対して「うーん、分からない」
と答えて終わるようなパターンです。
看護師に自分の感情を分析させないようにして
逃げるパターンです。


「腕曲的」
患者は看護師の質問に答えるふりをして
話の周りをぐるぐる回るだけで、結果的に
話の確信に触れさせないというものです。



ということで、残り5つはまた明日♪