最終回

精神の健康に影響を及ぼす因子の最後は
「社会構造的因子」です。


これは、「社会生活上の役割の変化」
などがあげられます。
この変化によるストレスが精神病理を
引き起こすのですが、
これは1つの危機であるけrど、乗り越えれば
成長できるものでもあります。


例えば、出産後のホルモンの変化とあいまって
役割の変化(妻から母)が起こり、
欝になるなどがあります。


また、空の巣症候群と言って、45歳前後の
女性に多いのですが、子育てが終わって
役割が母から妻へと変化する事と、
更年期障害が重なって欝を発症する事なども
「社会構造的因子」の中に入ります。


あと、「偏見Stigma」もこの因子です。
精神障害というレッテルを貼られることで、
更に病状が悪化するなどがあるので・・・・。


また、「文化結合症候群」という文化に
不適合をおこし、欝になる場合などもあります。
これも、広くは「社会構造的因子」になります。
この文化結合症候群の場合、元の文化圏に
戻すと直ります。



ということで、精神に影響を及ぼす因子は
以上です。


最後にまとめです。


さて、「精神を病む」というのは、
何を持って決まるのか?
同じ症状を呈していても、
放置しておいて良い場合もあります。


では、この放置してよい場合と
駄目な場合をどこで見分けるのか?


それは、その人がどういう状況で
生活をしているか?というところで
見分けるしかないそうです。
つまり、社会から逸脱していない状態であれば、
社会生活を営めているようならば、病気では
ないと言っていいのです。
ソーシャルサポートや、防衛機制、コーピング、
あらゆる物を駆使して現状に対応できていれば、
基本的に「健康」なのです。


ってことで、これにて終わりです。
と言っても実は授業はまだ続いてるんです。
先生が交代し、
ライフサイクルや発達課題などからみた
精神病理といった話になるようなのですが、
ちょっと日記にまとめるのは難しいので
今回が最終回になるというだけです。


っていうか、今までの物も日記にまとめるのは
難しかったです。カテゴリー作って
大後悔してました・・・・・。
でも、まぁたまには自分で自分の首を絞めるのも大事です。


テストに出る問題をここに記しておきます。
私の覚書なので、別に回答を日記に書くことは
ないと思います。


「小さい子供がセーラームーンになりきるのは
 精神力動学的に考えてなんら異常もありません。
 しかし、18歳がセーラームーンになりきったら、
 変です。何故、変なのか説明してください。」