お得な立場

二年生になって、疾病論が入ってきました。
そして、疾病論の一部はM病院の先生が
担当するのですが、多くはT大学病院の先生が
担当します。


授業の構成は、消化器外科、消化器内科
というように、同じ臓器でも外科と内科で
先生が違うという形です。
学校によっては消化器疾患という形を
とるのかもしれませんが、うちの学校は
臓器を外科・内科に分けていて
単位も分かれています。


で、まぁ、いろいろな先生の授業を受けると
同じ医者でも見解は随分と違っていて
面白いなぁって思います。


同じ臓器を扱ってても外科と内科で
かなり言い分は違うので、担当医が違えば
治療方法もかなり違う気がしてきます。


臓器が違っても外科の先生達が言うことは共通していて、
臓器が同じ人より、手技が同じ人の方が
話が合うんじゃないかなぁって気がしてきます。


看護学生ってある意味、医者の世界の色々な言い分が
聞けて、お得な立場だなぁって思いました。
まぁ、医学生もそうだろうけど・・・。


でも彼らはきっと、ついていく教授によって
方向性は決まってくるだろうから、
看護学生ほどフリーな立場じゃないだろうなぁって
思います。


でも疾病論で色々な医者を見始めましたが、
面白いことがひとつあります。
それは、看護師に求めるレベルが、
医者によって随分違うってことです。


看護師にものすごく期待をかけている先生の授業と
そうでない先生の授業とでは、内容も熱意も違います。
やはり、看護の世界がレベルアップするには
医者の看護師にかける期待や熱意も大事だなと思います。


だって、看護学校の先生の多くは医者です。
その先生達に「いい看護師を育てたい」って熱意がなかったら
やっぱり、いい加減な授業になるから、
いい看護師は育ちにくくなるよね・・・・。
人間ってやっぱり、「期待されてる」って思うと
最後の踏ん張りがきいたりするから、先生達の
生徒にかける熱意は大事です。


幸い、今のところやる気のない先生は
一人しか見てないからいいけどね・・・・。
とは言っても、まだ教わる先生の半分しか
会ってないから、残り半分がどうなのか、
わかりませんが・・・・。