精神看護の授業で面白かったのが
モリッツの話です。


ノーベル賞の汚点の代表のように
言われるのがこの「モリッツ」って
人らしいです。


この人「ロボトミー手術」
を開発(?)したんですけどね。



ロボトミーって言うのは、
前頭葉離断術って奴で、
前頭葉を弄るので、
人格が数年後に極端に荒廃して
元に戻らなくなっちゃうんです。


そんなわけで、
今は世界的に禁止されている手術です。


なんで、そんな人にノーベル賞
あげちゃったんでしょうねぇ・・・・?
まぁ、色々な時代背景があるから
こういう間違いも仕方が無いのかも
知れませんが・・・・



で、ですね、日本でもこの手術が
一時、流行したそうです。
といっても、この手術をした人が
生き残っていたとしても恐らく
80歳ぐらいだろうということなので、
相当昔のことのようですが・・・。


興奮しやすい患者が、興奮しなくなる
ということで、扱いやすいし、
さらに、手術だから保険の点数も高いって
理由で、流行ってしまったそうです。


ここで、面白いのが、この手術が
保険の点数が高かったゆえに、
本当に手術をされないで済んだ人たちが
結構いるという皮肉です。


点数が高いから、こめかみの左右に
傷だけつけて、あたかもロボトミー
やりましたって感じで誤魔化したり
することが、絶えなかったそうです。
そのおかげで廃人にならずに済んだというのは、
なかなかの皮肉です。