アルコール依存症その1

いやぁ、実は、
精神保健の授業だったんですけど、
これが、面白い講義でした。


実は、精神保健の授業は、
心理学を専攻している大学院生(博士課程)が
教えに来てるので、また若干、
視点が違うんですよ、精神科医と・・・。


とりあえず、長くなるので、
2回に分けることにします。
今日は、さわりで・・・・


アルコール依存症にはランクが4つ
あるんですよ。


アルコール依存症の第一段階は、
アルコールと出合った時なんですって。
だから、本人の意思にかかわらず、
お正月に家族から一口もらったとか
そういう時に、すでに第一段階なわけです。


で、こういう受動的なアルコールの摂取から
能動的な摂取になったら、それが、
アルコール依存症の第二段階なんです。


つまり、自分からお酒を買ったり、
今日は、ビール1杯ぐらい飲むかなぁとか、
飲む量を決めたりする時期です。
でも、この時期は、自分の適量が
分からないので、二日酔いになったり
します。


まっ、多くのサラリーマンはこの第二段階に
とどまっているとは思います。


第三段階になると、身体的に問題が出ます。
肝機能の低下や、振るえなどですね・・・。


また、精神的にも問題が出ます。
異常な興奮とか、睡眠障害などですね・・・・。
通常、この段階では、必ず何か大きな失敗を
しています。


たとえば、記憶をなくして友達に暴力を
振るったりなどが、それです。


この段階では、入院による治療が必要です。



で、アルコール依存症の第四段階は、
生命が危険になる状態です。
命と引き換えにアルコール飲みますって
感じですかねぇ・・・?


とまぁ、こんな感じで4段階があるわけです。
明日は、アルコール依存症が否認の病、
プライドの病と呼ばれるお話をしたいと思います。