アルコール依存症その2

さて、アルコール依存症の続きです。
アルコール依存症は、否認の病とも、
プライドの病とも言われます。


否認の病と言われるのは、
それは、常に二つの心構えが共存している状態
だからだそうです。


つまり、
「もしかしたら・・・」
「このままではまずいのでは・・・」


という気持ちと

「たいしたことはない」
「なんとか上手い方法で逃げ切れるのでは・・・」
「誰もわかってくれない」


という気持ちが共存していて、
通常、後者の気持ちが表に出てきます。
常にアルコール依存を否定の側が表に出るので、


否認の病


なわけです。


そして、この2つの気持ちに折り合いを
つけるかのように


「時間を区切って飲めば大丈夫」

「ちゃんぽんしなければ大丈夫」

「ストレートで飲まなければ大丈夫」


という言い訳をして飲みます。
結構、この手の言い訳は酒が好きで辞められない人
では、よく聞く気がしますが・・・・。


まぁ、こういう人が禁酒を始めたとしても、
なかなか実現できません。
しかも、禁酒を破った時の言い訳が、



「いやぁ、なんか今日は雨が降ってたから飲んじゃった・・・」


とか、


「隣で犬がほえたから、つい、飲んじゃった」


とか、おおよそ意味不明な言い訳となります。
この辺までの話で、心当たりがある場合、
医療機関に行けとはいいませんが、
一度、仲の良い友人、第三者的な人に相談
してみるのが良いかと思います。


また、人間には、「意思が弱い」という
共通の弱点があるそうです。


おれは意思が強いから大丈夫なんていうのは、


だいたいが大嘘だそうです・・・・。


人間は良く出来た生き物で、
自分が故障する前に、
意思を曲げるそうです・・・・。


アルコールに限らず、依存症は
意思の力では辞められないのです。


でも、意思の力で辞められると
思ってしまう。
俺なら、大丈夫、アルコール依存症なんて・・・って
なるのです。
ゆえに、プライドの病と言われるそうです。



さて、意思の力で辞められないアルコールを
どうやって辞めるのか?
って話は、また明日ってことで・・・・。