評価とは?その2

さて、ずいぶん時間が空きましたが、
看護診断のお話です。


各段階の評価とは何か?って
話で止まっていたかと思いますので、
そこから書きたいと思います。


<情報収集の評価>
これは、情報そのものが正確だったか、
情報のバランスは良かったかとか、
そういうものになります。


例えば、活動のパターンでなんらかの
診断を挙げたとすると、


活動を評価するのに
必要な情報が取れていたか?


情報はMMTやNIHSSなどの検査を
ちゃんとやって取ったものか?


主観的データと客観的データがバランスよく
取れていたか?


などを検討します。



「活動に影響する病室環境についての情報がなく不適切だった」


とか


「情報が○氏の発言にだけ偏っており、客観的データがなく不適切だった」



とか


「麻痺や筋力はスケールを使って客観的なデータを収集し、
 協調運動やADLを観察する事で、身体面の情報を収集したことは適切だった。」


とか



「活動意欲などの心理面についての情報は、○氏の発言や表情・態度から情報を取り、
 家族からもA氏の心理状態の情報は取れており、心理面の活動への影響を考えるのに
 十分な情報があり、適切だった。」


みたいな書き方をします。


ってことで、次回は情報の分析・解釈・統合の評価について書きます。