その2

とりあえず、呼吸器・循環系からいきましょう。
学校の補講で使った、すご腕プリントから
自分の復習も兼ねて、書いていきます。


で、看護学生以外が読んでもプチ雑学って
感じになるように、解説していこうかなぁって
思います。



○×問題(基礎編)


1:呼気中には酸素よりも二酸化炭素の方が多く含まれる


2:酸素は赤血球、二酸化炭素は白血球によって運搬される。


3:腹式呼吸には主に横隔膜が使われる。


4:肺胞の内部は間質液で満たされている。


5:呼吸中枢は、延髄と橋下部にある。


6:第1心音は右心、第2心音は左心の拍動に由来する。


7:右心室よりも左心室の方が血液拍出量は多い。


8:体全体では動脈血よりも静脈血の方が多い。


9:酸素を多く含む血液を流す血管を動脈という。


10:心電図は心音を電流に変換して可視化したものである。




ってことで、以下に答えと解説
1:×  呼気中の二酸化炭素は酸素より少ないんです。
    でなきゃ、人工呼吸の理屈は成り立たないわけです。
    酸素を吹き込めなきゃ人工呼吸する意味はないわけですから、
    呼気の中には酸素が多いんです。


2:×  酸素は赤血球っていうのは合ってます。
    酸素は水に溶けないので、ヘモグロビンとくっついて
    組織に運ぶしかないんです。
    でも、二酸化炭素は水によく溶けるんです。だから、
    血漿の中に溶け込んで運び出されるわけです。


3:○  これは文章のとおりです。
    ちなみに、胸式呼吸の中心となるのは外肋間筋です。
    吸気時に収縮して胸腔を広げることで空気が入ってきます。
    そして腹式呼吸の中心となるのが、横隔膜です。
    横隔膜は随意筋なんで腹式呼吸みたいに意識的に呼吸する時に
    働くわけです。余談ですけど、腹式呼吸の吸気時、お腹が
    プクッと膨れるのは、横隔膜が下がりピンとはることで、
    内臓の居場所がないんでお腹がでるんです。



4:×  これはよく考えればわかる問題です。
    肺胞の内部は空気で満たされています。
    そこが間質液で満たされていたら、
    ガス交換ができません。


5:○  これは、覚えるしかないことなので、解説なしです。


6:×  これも、4番同様よく考えれば分かります。
     心臓は、刺激伝導系で、心房から心室に刺激が
     伝わります。決して、右心に先に刺激が伝わって、
     次に左心に伝わるわけではありません。
     つまり、心臓の第1音は心房の弁(三尖弁・僧帽弁)
     の閉じる音であり、第2音は心室の弁(大動脈弁・肺動脈弁)
     が閉じる音なわけです。



7:×  6とほぼ同じ理屈です。心臓は左右で同じ動きをして
     同じ量の血液を拍出します。循環系の病気になると
     同じでなくなるから問題なわけです。



8:○  これは、人間の体の素晴らしいシステムの1つです。
     万が一の出血に備えて、血液を保存しておこうという
     事なんです。なので、静脈のことを容量血管とも言います。
     人間が生き延びるために、体ってすごい工夫をしているわけです。



9:×  一瞬だまされそうになるんですけど、よく読むと間違い。
    動脈というのは、心臓から血液が末梢へ出て行くときの
    血管をそう呼びます。ちなみに心臓に血液を戻す血管は
    静脈といいます。だから、必ずしも酸素を多く含んでいる
    わけではありません。肺動脈の様に、二酸化炭素を多く含んで
    いるものもあるわけです。
    酸素を多く含む血液は動脈血と言います。二酸化炭素を多く
    含む血液は静脈血と言います。



10:× 心電図は心筋の出す電流を変換して可視化したものである。
    心音は心音図というものがあります。



ってことで、解説かくのたいへんだなぁ・・・・。
テストとか実習とか忙しくなったら、
きっと、あまりUPされなくなりますが、
余裕のある時は、頻回にUPしようかなぁ・・・。



まぁ、期待しないでください・・・・ヽ(;´ω`)ノ