昨日は大失敗で失礼しました。
昨日は問題文に解答文をかいてしまい(すでに修正しました)
混乱させて失礼しました。
今日は、そういうことの無いように気をつけます。
間違いを見つけた方は、
コメントで指摘してくださると助かります。
○×問題 標準編
1:浸透圧調節により尿量が上昇すると、それに伴って尿比重も高まる傾向がある。
2:尿崩症はアルドステロンの分泌不足によって起こる。
3:低蛋白血漿では、血漿膠原浸透圧が高まるため、体液成分が組織に押しやられて浮腫を生じる。
4:多量発汗による脱水は高張性脱水である。
5:クッシング病は高張性溢水を伴う。
6:アジソン病は高張性脱水を伴う。
7:クスマウル呼吸などで酸素を多量に吸い込むとアシドーシスになる。
8:下痢はアルカローシスの原因になる。
9:アルカローシスになると呼吸困難を来たす事がある。
10:体液のpHが低下すると防御反応として嘔吐をする事がある。
解答
1 ×:尿量が増えると尿は薄くなっていくので、比重としては低くなります。
2 ×:アルドステロンはNaを再吸収して、Kを排出します。
アルドステロンの分泌不足では尿崩症にはなりません。
アルドステロンの分泌不足では高カリウム血症やアジソン病
になります。
3 ×:低蛋白血漿では、血漿膠原浸透圧が低くなるから、体液成分が組織に押しやられる
わけですから、「高まるため」という部分が間違ってますね。
4 ○:汗をかいて水分だけ出て行くので、体の中は高張な状態ですね。
よって高張性の脱水となります。
5 ○:クッシングはコルチゾールの過剰分泌なので、体内の糖が過剰になります。
なので、体内に水分を引き寄せる状態となり溢水となります。
6 ×:アジソン病はアルドステロンの分泌が低下してナトリウムが再吸収されない。
つまりナトリウムの不足した脱水状態となり、低張性脱水となる。
7 ×:これは、逆です。クスマウル呼吸は体がアシドーシス状態になった時、
酸を捨てようとしてする呼吸である。
つまり、アシドーシスの結果としてクスマウル呼吸となるわけです。
8 ×:腸液は主にアルカリです。つまり、下痢をすると体からアルカリ(HCO3-)が
喪失します。だから、下痢はアシドーシスの原因になるわけです。
9 ○:アルカローシスは酸が足りない状態です。つまり、体から酸を出すまいとして
呼吸を抑制するので、呼吸困難となります。
10 ○:pHが低下するって事は、体が酸性って事です。だから、体としては、
少しでも体から酸を出したいわけです。一番出し易い酸は、胃液なので、
アシドーシスの症状として嘔吐が出るわけです。