今日の精神看護学
フロイトの精神力動論でした。
精神看護学はなかなか奥深いので、
ちょっとカテゴリーに分けてみました。


精神力動学は、賛否両論色々あり、
精神看護学の統一した見解というわけ
ではないそうです。


ただ、この理論に否定的であったとしても、
精神を考える上での基礎にこの理論が
あることは否定できないので、
好きだろうが、嫌いだろうが、とにかく
知ってないとならないそうです。


ものすごーく簡単にいうと、
精神力動論っていうのは、
「心の中の力のバランスに関する理論」
だそうです。


意識のレベルには
無意識、前意識、意識
があります。


意識というのは、本人が「わかっている」
「理解している」範囲です。


前意識というのは、本人の「努力」や
「注意を向ける」という行為によって
意識化する事が可能なものです。


無意識というのは、思い起こそうとしても
思い出す事が困難であり、
自分自信も気付かないものだそうです。


どうして思い出せないのかというと
それを思い出すと、心が乱れたり、
冷静でいられなかっり、
辛かったり、恐怖だったりするからです。
つまり、それを思い出さないようにして
心のバランスを保っているそうです。
これが、人の心の持つ防衛機能というもの
だそうです。


けれど、人はきっかけがあれば、
この防衛機能が破られたりします。
それが例えば、
心的外傷後ストレス症候群
のようなものです。

例えば、暴力の被害者が
普通に暮らしているように見えても、
TVドラマで暴力シーンを見ただけで、
パニックになったり、恐怖のあまり
体が動かなくなったりする現象は、
まさに、防衛機能が破られた時だといえます。


また、出来事が大きすぎて、
防衛機制では防げない
ようなものもあります。


たとえば、今回のスマトラ沖地震津波
被害者や、地下鉄サリン事件の被害者などがそれです。
こうなると、心のバランスを取り戻すために、
何らかの形で専門家が介入する必要が出てきます。


ということで、この続きは「精神構造の話」なのですが、
それは、また後日UPします。